軟X線の特徴
軟X線とは:
一般的に異物検査で用いられるX線と比較して、エネルギーが低く物質を透過する力が弱いものを軟X線と呼びます。
軟X線が噛み込み検査に適している理由:
硬X線(従来装置) | 軟X線 |
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X線の透過力が強すぎる為、 アルミ包材が見えていない (アルミ蒸着フィルム袋) |
アルミ包材及び低密度物質の噛み込みが 鮮明に確認出来る |
物質を透過する力が弱くなると、厚みの薄いものに対するX線の感度が良くなります。
包装されたフィルムなどの状態を判別しやすくなります。
シール時に薄くつぶされた内容物の噛み込みが良く見えるようになります。
包装のフィルム自体の写り方が明らかに違いがあります。
シール部の薄い噛み込み(乾燥ネギ)の写り方に明らかに違いがあります。
「噛み込み検査感度」と「異物検査感度」の特性は、トレードオフの関係にあります。
サイエナジーの軟X線噛み込み検査装置は、「噛み込み検査感度」を優先する仕様になっております。